子供の手のおケガ、肘内障について 【豊田市 ころも接骨院】

2018年04月11日

 

 

 

こんにちは。

 

 

 

豊田市骨盤矯正・交通事故治療が得意なころも接骨院です。

 

 

 

先日、午後の診療中に急患のお電話がありました。

 

 

「子供が腕を動かさなくなってずっと泣きやまない」

 

 

というお電話でした。

 

 

 

お孫さんを預かっているおじいちゃん、おばあちゃんだったようで、何が起きているのか?

骨は折れていないか?というのが心配でお電話をくださったようでした。

 

 

 

手を動かそうとすると痛がって避けてしまい、ずっと泣いたまま…とのことでした。

 

 

 

状態を確認させていただくためにご来院いただき、骨折があるかどうかを確認。

 

 

 

検査では骨折が無いと判断し、別の症状の疑いを持って検査を進めていきます。

 

 

 

痛くなった原因をお聞きしたところ、お子様は2歳くらいで、物につかまったままぶら下がった瞬間に痛がった。とのこと。

 

 

 

この段階で最も怪しいと考えられたのが「肘内障(橈骨亜脱臼)」でした。

 

 

 

肘内障は、5歳以下の子供に発症することが多く、手を急に引っ張られたりぶら下がったりした後に痛がって腕を下げたまま動かせなくなります。

 

 

 

肘内障とは、肘を支えている輪状靭帯から肘の骨(橈骨)が外れかかってしまう状態を言います。(図は右ひじを外側から見た図です)

 

 

出典:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/pulled_elbow.html

日本整形外科学会「肘内障」
 
 
 

手を強く引っ張った時などによくおこるこの症状は、痛がる場所がほかのケガとすごく似ているため、すぐに肘内障と判断すると危険な場合もあります。

 

 

 

他に考えられるケガとして

橈骨頭、橈骨頸部骨折
鎖骨骨折
前腕骨骨幹部骨折
上腕骨遠位端骨折

 

 

 

などが挙げられます。骨折の場合は見逃してしまうと変形したまま治癒してしまうこともあるので、特に注意しなければいけません。

 

 

 

しっかり検査をしたあとに整復(元の位置に戻すこと)をおこないました。

 

 

 

この症状は特徴として外れかかっていた骨と靭帯が元の位置にちゃんと戻るとすぐに痛みがなくなるので、整復が終わった後はにっこり笑いながら退院されました。

 

 

 

今回のように、突然子供が痛がってしまうと親御さんたちは当然心配になります。

 

 

 

まだうまく説明することもできない年齢の子の場合はなぜ痛がっているのかもわかりません。

 

 

「どうすればいいかわからない。どこに連絡すれば…」そんな時は近くの接骨院整形外科に連絡してみてください。整復すればすぐに痛くなくなります。

 

 

 

肘内障は脱臼に分類されるものですので、関節が柔らかい子供は繰り返してしまうようになる可能性もあります。

 

 

 

手を思いきり引っ張ったり、急に引っ張ったりすると外れてしまいやすいので、子供が反応できるくらいの余裕をもって、声をかけてから手を引いてあげるようにしましょう。

 

 

 

肘内障は整復方法を知っていれば誰でも整復することが可能ですが、専門家にキチンとみてもらい、安全に治してあげましょう。

 

 

 

少しでもなにかおかしいかもしれないと感じたら、迷わずに相談するようにしましょう。

何もなければそれが一番良いことです。

見逃すことがないように気を付けなければいけませんね。

 

 

 

今回は肘を引っ張られたりしたときにおこりやすい「肘内障」について書かせていただきました。

 

 

 

もしもお子様の手を引っ張って急に泣き出してしまうようなことがあったときは、一度豊田市ころも接骨院までご相談ください。

 

 

 

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